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さとみの妄想伝説
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相棒 ウソ感想文(感想文に見せかけた妄想小説です)
相棒 シーズン9 第11話 死んだはずの男(2ページ目)

夜になった。
「神戸君、お腹すきませんか?」
「僕、中華がいいなぁ」
うっかり尊は、恋人の春樹に誘われたときと同じ調子で答えてしまった。
「馬鹿ですねぇ。町木さんのレストランに行くに決まっているではありませんか」
そうだった。今は調査中、この人は上司の杉下だ。と尊は冷静に思い出した。
そして二人は町木夫妻のレストランにやって来た。
ホホ肉のシチューをすする二人。今度はちゃんと火が通っており、右京もニコニコ顔で食べている。
尊は「こんないい店なら、春樹さんと来たかった」とホホ肉を食べながらホモ肉のことを思い浮かべた。

「大河内さんとはどうなんです?」
右京が急にぶしつけな質問をした。
「どうって?いや杉下さんこそたまきさんとどうなんです?」
ここで尊の奥義”質問に質問を返す”が飛び出た。
「たまき?何の話です?」
右京はけげんな顔をした。
「それより神戸君、君と大河内さんの話ですよ!同性愛?恋人?ホモ?ゲイ?デキてる?蜜月?」
いつになくしつこい右京に、尊はげんなりした。
尊は春樹のことは大好きだが、そのことを上司にペラペラしゃべりたいとは思っていない。
だから、話題を変えようと、尊はワインを飲んだ。
「このワインもおいしいですよ」
そこへ右京の携帯がなった。
ブブーッ!ブリブリブーッ!ブホッ!
「そんな着メロでしたっけ?」
「おもしろいでしょう?フフッ」
全然おもしろくない、と尊は思った。
電話は守からだった。守によると、封筒についていた謎の指紋と、 さっき右京から預かっていた木村の名刺の指紋が一致したそうである。

あの封筒を使って三津にお金を渡していたのは、木村だったのだ。

翌日、木村を問い詰めた。
お金を渡していたということはつまり、三津が生きていることを知っていたということだ。
なぜ知っていたのか。なぜお金を渡していたのか。
右京と尊が問い詰めると、木村は観念して真相を話した。

木村は横領をしていた。しかし三津は横領をしていたのは追手内 洋一だと勘違いして襲い掛かり、 海に突き落としてしまった。それを見た木村は、三津に
「後は俺が何とかする!とにかくお前は帰れ!誰にも見られるな!いいな?早くしろ!」
と言って逃がした。
「超カッコイイですねぇ。男前ですねぇ」と右京。
「どこがですか。犯罪者逃がしちゃダメでしょ」と尊。
そして木村は三津を逃がした。しかし追手内が海から這い上がってきてしまったため、 木村はたまたまお守り代わりに持っていたカミソリで切りつけて死に至らしめた。そして海に捨てた。 しかし、先月、追手内の死体が上がってしまい、しかも溺死ではなく失血死だとテレビで放送されてしまった。

「三津からメールが来たんです。追手内の死について、会って話がしたい、と」
「なるほど。それであなたは真相が明かされるのを恐れて、三津さんを殺害したんですね?」
「違います!」
待ち合わせ時間の直前に急にもう一通メールが来て、会う時間を変更したいと書かれていたのだ。 木村は不満に思いながらもその変更された時刻に待ち合わせ場所に行ったら、もう三津は死んでいた。
「本当なんです!疑うのなら私のPCを見てくださいよ!」
PC?
木村は必死でパソコンを二人に見せつけた。
プレイ中の『モンスターハンター』を中断し、メールボックスを開く。
そこには確かに木村の言った通りのメールが残されていた。よく消さずに残しておいたな、こんなもん。

三津は、追手内を殺したのは自分だと思いこんでいた。だから7年も失踪していた。
しかし追手内が失血死だとテレビで放送されたのを見て、自分が犯人じゃないと知った。
そして失踪をやめようとした。生きていたことを明かし、戸籍を取り戻そうとした。だから婚姻届を持っていたのだ。

しかし、追手内 洋一はあまりにもかわいそうだ。
やってもいない横領を疑われて、海に突き落とされ、這い上がったら切り殺されるなんて。
今回登場したどの人物よりもかわいそうだと思う。

右京と尊は、三津の同棲相手の羽矢戸 千里のもとへ向かった。
右京は千里に尋ねた。
「事件のあった時間帯、あなたはどこにいましたか?」
「一人で家にいました」
「果たしてそうでしょうか?公園で三津さんを殺害していたのではありませんか?」
早くも質問ではない!

三津は携帯を持っておらず、メールを出すときにはネットカフェのフリーメールを使っていた。 木村に送られていたメールも、ネットカフェから出されていたが、最後の、時間変更のメールだけは、 千里の携帯から送られたことがわかったのだった。
右京がそれを伝えると、千里は観念して、犯行を認めた。

千里が言うには、ここ一月ほど三津はそわそわして様子がヘンだった。
あとをつけてみたら、レストランの中を覗き込んでいた。
見たこともないような目つきで女の子を見つめていた。
ここでその、”見たこともないような目つき”の映像が出たのだが、それがもう

まるで変質者の目つきだ!

千里が言うには、あの人の娘であることはすぐに分かったそうだ。

どうしてだ!

そして千里はフリーメールを確認して、木村に時間変更のメールを入れた。
そして公園に一人でいた三津を殺したのだった。
わざわざ危険をおかしてまで家の中ではなく外で殺したのは、木村に罪をなすりつけるためだ。

動機は、三津が元の奥さんとよりを戻すと思ったからだそうだ。
なんて身勝手な動機なんでしょう!
だがしかし、その三津が買っていた婚約指輪には、元の妻ではなく犯人のイニシャルが彫られていた。 三津は犯人と結婚するつもりだったのだ。
それを知らずに犯人は三津を殺したのだった。
犯人は大いに悔やんだ。

事件が解決し、右京と尊は歩きながら二人で語った。
「神戸君、今回の事件をどう思います?」


選択肢

1.「三津さんは、娘さんに会いに行くべきではなかった」

2.「千里は、三津さんの全てを受け入れるべきだった」

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