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さとみの妄想伝説
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相棒 ウソ感想文(感想文に見せかけた妄想小説です)
相棒 シーズン2 第3話 殺人晩餐会(冷凍イカ物語)

宿泊施設のあるフランス料理店のことを『オーベルジュ』と呼ぶ。
今回はそんなオーベルジュで起きた物語である。
雨の降りしきる夜。一つのテーブルを四人が囲んでいた。
警視庁特命係の杉下右京(すぎしたうきょう)
同じく特命係の神戸尊(かんべたける、以下ベイベ)
右京の元妻の『花の里』の女将宮部たまき(みやべたまき)
そしてベイベの恋人の警視庁警務部人事第一課首席監察官大河内春樹(おおこうちはるき、以下ラムネ)
今夜の主役はこの四人組だ。

四人ともニコニコ顔で食べている。ラムネまでも笑顔だ。
右京「大河内さんがそんな顔をなさるとは」
ベイベ「彼はおいしいものを食べると笑顔になります」
たまき「そうなの?うちの店では無表情ですよね」
ここは1日2組様限定の半年前から予約しないと来ることのできない三ッ星レストラン『オーベルジュ・ド・コーヅカ』。その味は一流。 情報通のラムネが、この店のことを、グルメガイド『エトワール』で調べて予約したのだ。
そしてこんな山奥までわざわざ来たのである。
『エトワール』とはフランスの建設会社が出している世界的なグルメ本なのだ。

『エトワール』によると、日本で三ッ星なのはここだけだそうだ。
この星はどなたがつけてるのかしら、と疑問に感じたたまきに、ひそかに料理店を審査する『インスペクター』という人たちが存在する、そして 彼らは自分の正体を家族にも内緒にするらしい、と言う右京。

まさか!警察官に見せかけて右京もインスペクターか?!
と一瞬私は思ったが、そんな食べまくる仕事してたら、右京のようなスリムな体型のはずないな。

そこへもう一組客が来た。四人組である。
●藤間ゆり子:よくしゃべる中年女。今日からこいつのあだ名は『スピーカー』だ!
●滝沢恵美:変な三つ編みの若い女。あだ名は『みつあみ』
●西田健:七三分けの中年男性。あだ名は『ニシケン』
●森田幸吉:かわいい中年男性。
幸吉は、フランス料理店なのに焼酎を頼んだり、スープをすすったりと、一人だけ目立ってる。

その四人に、ギャルソンが、「デザートはいらしてからお決めいただくことになってますが」と言った。
デ、デザート?!
みつあみ「お薦めは?」
ギャルソン「当レストラン特製グラスバニーユはいかがでございましょうか」
グ、グラスバニーユ?!
すると幸吉が「それはつらいのお。今日は冷たいもん食いすぎちまって、腹冷えとんのや」
頼まないのか、『グラスバニーユ』。結局『グラスバニーユ』が何なのか、分からずじまいか。

食べたり飲んだりしていると、シェフがやって来た。
シェフが言うには、このレストランへ来るための一本道で、土砂崩れがあり、復旧するのは明日の朝になるらしい。
しかしここには宿泊施設がある。今夜はここに泊まることになった。殺人事件起こりそーう!
ラムネが明日は早朝会議があると言うと、シェフは、廊下に電話がありますのでお使いくださいと言った。
このレストランは携帯がつながらないらしいのだ。ますます、殺人事件起こりそーーう!!

隣のテーブルの人たちは次から次へと電話へと殺到する。もちけつよ。
ところで、部屋は二人一組なのだそうだ。
おかげで今夜は、ベイベとラムネという組み合わせで一泊だ!
見られるのか?!
相棒史上初の男同士のベッドシーンが!!
ワクワク テカテカ ワクワク テカテカ!!!!


そこへ突然の雷鳴!
雷におびえるたまき。
雷に大喜びのラムネ。
「すごい雷!みなさん!外へ見に行きましょう!!」
と言って立ち上がるラムネ。しかし
ベイベ「よせよ春、みっともない」
右京「せっかくの料理がもったいないですよ」
たまき「私、雷はちょっと……」
という返事。しかたなく食事しながら窓を凝視するラムネ。

次の料理が運ばれてきた。
ギャルソン「ヤリイカのエテュベ アスピック詰めでございます」
エ、エテュベ?
ア……アスピ…ック?

言葉の意味はよく分からんがとにかくすごい美味そうだ!

四人とも大絶賛。あっという間に全部平らげた。
次の料理を待っていると、廊下からギャルソンの悲鳴が聞こえた。
行ってみると、幸吉が胸から血を流して死んでいた。
死体を見て悲鳴を上げるたまき。 ヒステリックに、「警察を呼んでちょうだい!」と叫ぶスピーカー。
右京は警察手帳を見せて、「警察です」と言った。

地元の警察に電話したものの、やはり土砂崩れのせいで来られない。右京たちが調べるしかない。
隣のテーブルの四人は、生け花で有名な『黛流』の関係者であり、亡くなった家元の後継者を誰にするか話し合うために今日ここに来たそうだ。
右京とベイベは隣のテーブルの三人に聞き込み。
ラムネはこの店のパソコンを借りて、インターネットで黛流について調べまわった。

いろいろ調べて、全員に動機があること、誰にもアリバイがないこと、幸吉が糖尿病を患っていたことが分かった。
右京は、幸吉がなぜ糖尿病になったのかが気になった。
そしてラムネに、調べてほしいことがある、と言った。

聞き込みの後、右京とベイベは凶器捜し。
普通に考えれば凶器は厨房だ。しかしシェフの目を盗んで凶器を盗むなんて出来ないだろう。
しかし厨房の地下にある野菜室にシェフが野菜を取りに行ってる間は、厨房はカラになるそうだ。
えええええ???!!!
三ツ星レストランなのに、助手とか弟子とかいないの?!
ムリすぎる!!
でもそこには詮索せず二人は厨房を調べた。
いろいろ見てまわり、右京は一つの物体に目を留めた。
「神戸君……これです」

右京は食堂に全員を集め、推理を披露した。
このレストランを予約したのは幸吉だった。しかしここは半年前から予約しないと来られない店。つまり、家元相続の話はこの店に来るための口実だったのだ。 そして「グラスバニーユはいかがでしょうか」というギャルソンの言葉に「それはつらいのお」と答えている。『グラスバニーユ』が冷たい食べ物だと知っていたのである。
ラムネに頼んで、幸吉が勤務していた建設会社を調べてもらったところ、あのグルメガイド『エトワール』を出版している会社だった。
これらの事実から一つの事実が導き出される。

幸吉はインスペクターだったのだ。

インスペクターは料理店を密かに審査する人のことだ。一日に何軒もレストランを回る仕事だから糖尿病にもなってしまったのだ。 マナー無視の態度をとっていたのは、その身分を隠すためだった。
インスペクターと強い利害関係があるのは、シェフだ。

幸吉の電話を聞いて星を落とされると知ったシェフは、逆上して殺してしまったのだ。
「凶器はこれです」と言い右京が出したのは

冷凍イカ!!!!

威力があるところを見せるため、イカでスイカを刺す実演を行った。
見事に刺さった!
それを見たシェフは、「殺すつもりはなかった」と崩れ落ちた。

「万が一誰かに聞かれてもいいように、英語かフランス語で話してたはず。が、シェフも外国語が分かる人だった」
そう言い、右京は実演で使ったイカをバットに戻した。スイカの果汁がついて赤く染まっているのがブキミだ。
でも実演前には血らしきものはついてなかった。洗い流したのだろうか。
たまき「このイカを犯行に使ったんですか?血を洗った後再び凍らせて?」
右京「いや、おそらくそうではありません。 シェフ……凶器を料理しましたね?」
たまき「証拠隠滅のために?」
右京「そしてそれを我々七人のうちの誰かが食べてしまった
誰なんだ!

シェフは、語り始めた。
「見事な推理です。でも一つだけ間違っています。彼が電話で話してたのは、英語でもフランス語でもなく『ぴる語』だったんですよ」
「ぴる語とは一体?」
右京が不思議がっていると、シェフは冷凍イカに飛びついて手に取り構えた。そして叫んだ。
「ぴぴるぴるぴる ぴぴるぴー!!」
イカをぶんぶん振り回しながら、襲い掛かるシェフ。
「ぴるーっ!!(日本語訳:よりにもよって、ぴる語で電話するなんてな!そして俺がぴる語を知っているなんてな!運命のいたずらすぎるぜ!!)」
もはや正気のサタではないシェフ。
右京もベイベもかわすのが精一杯だ。そこへラムネが犯人に向かってつかつかと歩み寄り、言った。
「ぴっぴるん ぴるぴる ぴるーん(日本語訳:これ以上罪を重ねるな)」
シェフの動きが止まった。
シェフ「ぴぴるん?ぴるぴるる ぴるんるん?(日本語訳:ぴる語が分かるんですか?あなたは一体何者?)」
ラムネ「ぴるいーたー(日本語訳:大河内監察官です)」

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