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さとみの妄想伝説
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相棒 ウソ感想文(感想文に見せかけた妄想小説です)
シーズン1 第7話 殺しのカクテル

バー『Cask3』にて。警視庁警(中略)内春樹(以下ラムネ)が、楽しそうに飲んでいる。
他に杉下右京、亀山薫、英英男、そしてあと二人が、バーテンダー蟹江敬三が作ったカクテル『ホモ・スイート・ホモ』を飲んでいる。
ラムネが右京に、『ホモ・スイート・ホモ』との出会いを尋ねた。
すると右京は、六年前の殺人事件について語った。

* * * * *

食品会社『倉沢チェーン』の社長、倉沢 正(くらさわ しょう:50歳、男性)が殺害された。
倉沢は独身で家族はいない。
交際している女性もいない。
となると、やはり経営していた飲食店の店員たちがあやしい。

倉沢チェーンの経営している飲食店は10件あった。
捜査一課は、唯一経営状態が良く、カクテルを缶に入れて売る計画が持ち上がっている「バー リメンバランス」のバーテンダー『蟹江敬三』だけは、容疑者から除外した。
それを聞いた右京は逆に怪しみ、缶入りカクテルの計画について聞き込みをすることにした。

倉沢チェーンに行くと、副社長である福士 八千代(ふくし やつちよ:48歳、男性)に話を聞くことができた。
以下の五つのカクテルを缶に詰めて売る計画だった。
『セクシーレディー』『ホモ・スイート・ホモ』『テアィーズ』『バージンスノー』『トウキョウジョー』

テアィーズ?!
ティアーズじゃないの?!

この中でどれがおすすめですか?と右京が尋ねると、副社長は「この中から選ぶなら、これですね」
と言い、『ホモ・スイート・ホモ』を選んだ。

右京は「バー リメンバランス」に行き、蟹江に『ホモ・スイート・ホモ』を注文した。
温度はぬるめ。猫舌の人でも飲めるようになっている。
飲んでいると力が湧いてくるような感じがする。
それもそのはず、このカクテルはある客に人生の重要な決断をする勇気を与えるために作ったものだからだ。

昔、ホモセクシャルの客がいて、独身でいると出世に響くから偽装結婚をしようと思っていた。
でも出世のためだけに女を騙すようなマネをすることに良心の呵責を感じていた。
結婚をするべきか、しないべきか。
延々悩んでいる客に、蟹江が差し出したのが『ホモ・スイート・ホモ』なのだ。
人生には出世より大事なものがある。それは愛だ。
それを伝えたくて蟹江はこのカクテルを作ったのだ。
そしてその客は、女と結婚せず、男を愛し続けることを決心したそうだ。

右京「しかしこのカクテルにそんなドラマがあったとは」
蟹江「カクテルはみんなそうですよ」
他のカクテルにもドラマがあるのか?!気になるー!特に『テアィーズ』

蟹江「どのカクテルにもドラマがあり思い出があります。だからカクテルはバーテンダーだけの物ではないんです」
しかしそんなカクテルを缶に詰めて売ろうとしていた。
蟹江を怪しむ右京だった。

翌日警視庁にて鑑識の※沢守に、倉沢の解剖結果を尋ねた。
死体からは梅干とミントが検出された。
右京は考えた。
おそらく、倉沢が蟹江にカクテルを缶に詰めて売る計画を持ちかけた。
そして、蟹江はその計画を取りやめさせるために倉沢にとってもっとも思い出深いカクテルを飲ませた。
しかし気が変わらなかったので殺した。
体内から検出された梅干とミントはそのカクテルの中に含まれていたものだろう。
その推理を証明するため、梅干とミント入りカクテルについて調べに、右京はリメンバランスへ向かった。

右京は蟹江に梅干とミントの入ったカクテルを注文した。
無理があるけど作ってみます、と言いでてきたのが
水にゴミが浮いているような汚い液体だった。
味は悪くないが、しかし、こんなに見た目の汚い物体を、蟹江が倉沢に振舞うはずがない。
蟹江「やはり梅干とミントのカクテルなんて無理がありますよ」

梅干とミントのカクテルが存在すること。
そしてそれが倉沢の思い出のカクテルであること。
それを証明することが出来ず、右京はこの日は退却した。

薫は、捜査一課の芹沢慶二にを脅し、捜査状況を吐かせた。
9人の店員の中で特に怪しいのは以下の3人だ。
『西岡雄一』……接待のためにキャバクラへ連れて行ったのに、倉沢はぜんぜん喜ばなかった。そのことを西岡は恨んでいる。
『丸山聡子』……倉沢に片想いしていて、交際を申し込んだが断られた。
『遠山英正』……和食レストランなのに洋食も出せと倉沢に言われて、プライドが傷ついた。

ちなみに、副社長は、「こいつが死ねば俺が社長だぜ」のような野望は一切抱いていなかったらしい。
それどころか、社長と副社長は非常に仲が良く、よく互いの家で泊まりっこなどしていたらしい。
中学生か!

その夜、右京と薫は、副社長を連れてリメンバランスへ出かけた。
そして副社長は、『ベストパートナー』というカクテルを注文した。
社長と副社長を結びつけた思い出のカクテルだそうだ。
「あの一杯で私たちは結ばれたんだ。感謝しているよ」
と、目を潤ませる副社長。

右京の前で作れば犯罪の証拠になってしまう。
しかし目を潤ませ思い出に浸る副社長を見て蟹江は、作った。
『ベストパートナー』 緑色に輝く美しいカクテルである。
これこそが倉沢の思い出のカクテルであり、そして体内から検出された梅干とミントの正体だったのだ。

しかしなぜ右京は、副社長がこのカクテルを知っていると思ったのか。
それは倉沢が
 ・女性と交際していない
 ・独身
 ・キャバクラで喜ばない
 ・副社長と仲良すぎ
だということ。

そして決め手は『ホモ・スイート・ホモ』の思い出である。
ホモセクシャルの客とはズバリ倉沢のことだったのだろう。そう思った右京は副社長にカマをかけてみた。
副社長のもとに出向いて右京はこう言った。
「「倉沢さんはあなたの恋人だったのでしょう?
梅干とミントの入った、彼との思い出のカクテルを飲みに行きませんか?」」

蟹江が犯人だと知らずに楽しそうに飲む副社長。
そして蟹江は出頭した。

* * * * *

英「『ホモ・スイート・ホモ』は、倉沢さんの偽装結婚を踏みとどまらせたお酒だったんですか」
蟹江「いや、倉沢は確かにホモでしたが、私は倉沢のことを『客』とは言いませんよ」
目を見開く右京。
薫「えっ?!じゃあぜんぜん別の人の?!」
ニヤニヤ笑うラムネ。
そのラムネをチラッと見る蟹江。
ラムネ「はーい!それは私でーす!」
前田「えっ?!主任ってホモ?!やっぱりか!!」
中野「薄々そんな気はしていたんだぜ!!」
ラムネ「二人とも、他言無用だぞー。もし秘密をバラしたら、懲戒処分だぞー」
右京はひたすら震えてる。
ラムネ「これおいしいですよねー。猫舌の私でもぐいぐい飲めますよー」
そして夜は更けていった。

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