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さとみの妄想伝説
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相棒 ウソ感想文(感想文に見せかけた妄想小説です)
相棒 シーズン10 第18話 男娘×僕SS(2013.9.15)

(題名の読み方は「おとぼくシークレットサービス」です。)
シークレットサービスの警護員である土方敏良が、狙撃されるという事件が起きた。
右京と甲斐享が鑑識室に行くと、そこにはすでに尊がいた。
被害者の土方は、尊の警察学校の同期だったのだ。

狙撃のあった場所は、被害者のいた場所から300メートル離れたビルの屋上。
防犯カメラで被害者の様子を見ると、打たれる直前に逃げだしたように見える。
しかし尊が言うには、あの土方が逃げるなんて信じられないとのこと。
事件の真相を知るため、3人は調査に出かける。

土方が護衛していたのは、研究員の米利 健(めり けん)であった。
米利は、撃たれたのとは逆の方向に急に土方さんが逃げたので驚きましたと言った。
よれよれの赤いマフラーをベッド脇にかけて、ボサボサの髪型の冴えない中年男に見える。
しかし、優秀な研究員であるらしい。

米利の研究内容は、やおい穴
マンガなどに登場するあの夢の器官を、現実のものにしようとしていたのだ。
この研究が完成すれば、男同士でも妊娠出産が可能となる。
多くの資産家が、この研究に期待して、多額の資金援助をしているのだ。
しかし、応援する者ばかりではない。

男同士で出産できるようになってしまえば、女がいらなくなる。
フェミニスト団体にとっては不愉快きわまりない。
売春斡旋を生業としている暴力団員は商売あがったりだ。

研究所の所長、津貝 湖美(つかい こみ)は、研究をやめろと言う脅迫状をもらったと右京たちに告げる。
脅迫状をもらったときには、大したことだと考えなかったので警察にも届けなかったが、一応念のために護衛をつけることにしたのだ。

狙撃事件など起きてしまったので、研究は残念ながら中止することになったそうだ。

そのあと、右京たちは調べて回り、さまざまなことが分かってきた。
米利は、留学する息子を見送るために空港へ行っていたこと。しかし離婚した妻からは息子に会うなと言われていたこと。妻に逃げられたせいで、女性が信じられなくなったからやおい穴の研究を始めたということ。
土方は、女装が趣味だということ。ブルマーはエンジ色派だということ。
尊は、警察庁にいたころパリッとしたスーツを着て、ネクタイを締めていたこと。

だがこれらの情報は、事件とは何の関係もなかった。

これがミスリードというやつか。
誰か私をミセスリードしてくれないものか?(36歳独身)

だが、事件に関係ある情報も入ってきた。
米利はアメリカで働く準備をしていたのだ。
いままさに研究を完成させようとしているさなかに、アメリカへ行こうとしているのはおかしい。

翌朝、研究所の入り口にて、米利と所長の津貝を呼び、推理をぶつけた。
300メートル以上離れたところから撃つと、銃衝撃音というものが発生して、プロのシークレットサービスでも発射場所を誤認してしまうことがあるのだ。 土方は、その銃衝撃音に反応して動いたのだ。

土方でさえわからなかった発射場所を米利がわかったのは、狙撃事件があるとあらかじめ知っていたからなのだ。
アメリカに行こうとしていたのも、研究が中止になることをあらかじめ知っていたからだ。
この狙撃事件は、津貝の研究費の使い込みを隠ぺいするための、自作自演だったのだ。

「人が…人が死ぬような…死ぬような計画じゃ…計画じゃなかったのに!」
津貝は、吐き出すようにそう言った。
「研究費を使い込むなんて、バレるとは思わなかったんですか?」
「だって目の前に大金があるのよ?我慢できなかった」

米利は、ニセの狙撃事件を起こすことを津貝に知らされていた。
でも、信用できず、本当に撃たれるかもしれないと恐怖していた。だから土方は護衛を続けたのだ。
土方は自分を信頼し、自分も信頼できる対象を守る警護員だったのだ。

土方は逃げたわけではなかったのだ。そのことを胸に刻み込む尊だった。

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